【韓国語と中国語どっちが簡単?】2つの言語を比べてみました【圧倒的中国語が簡単です】

中国語

こんにちはみかです!

私は韓国語歴7年、中国語歴半年で現在は韓国のサイバー大学で中国語を専攻しているものです。

今日はどうしてもまとめてみたいテーマがあったので記事を書いてみたいと思います。

中国語を始めてから常に思うことが、

韓国語よりも簡単!!!ということです。

今までなんとなくそんな感じで勉強してきたんですが、今日はふたつの言語を比較した時に具体的にどういうところが難しくて、簡単なのか、

実際に二つの言語を勉強してみて感じた点をまとめていきたいと思います!

私の韓国語レベルは上級で中国語はまだまだ初級レベルですが、韓国語の勉強を始めたころを振り返り、まとめていきます。

もう一つの言語を習得したいけど、韓国語と中国語で悩んでいる方や、将来役に立つ言語を習得したいけどどっちがいいかなど悩んでいる方、ぜひこの記事を最後までご覧いただけると嬉しいです。


ちなみに私は順日本人ですので日本人目線の記事になります。


韓国語

先に韓国語についてまとめていきます。

日本人にとって韓国語は簡単な言語だと聞いたことはあると思います。

その理由として語順が日本語とほぼ同じ、発音が似ている点などがあります。

発音

ご存じの通り日本語と似ている発音がたくさんあります。

日本語にはない音も少しはありますが、それでも日本語のカタカナのように発音しても、余裕で通じます。

発音にはそこまで必死にならなくても通じます。


有名なのは고속도로 高速道路や무료 無料 삼각관계三角関係などですね!

もはや日本語でそのまま言っても伝わるかと思います。

また韓国語は全体の70%以上が漢字語なので、分からない単語も文字をみたり頭の中で文字にしてみたりすると、ある程度意味を理解することが出来ます。

例えば学校학교 学習학습 だと覚えていれば、문학と出てきたときに、学びに関係ある単語だな…!?文字の文と学だ!!と気づくことができれば、文学だなという感じで予測することが出来ます。

余談ですが語学堂の上級は漢字語がごろごろ出てくるので日本人、中国人がたくさんいます。

文字

韓国語はハングルで成り立っています。

簡単にいうとパーツを組み合わせて(子音と母音)文字が完成します。

そのパーツは必ずしも2つで成り立つものではなく3つ、4つでひとつの文字が完成します。

例:아(無音+母音)

다(子音+母音)

달(子音+子音+母音)

닭(子音+母音+子音+子音)

※ひとつ目の아の音は母音だけですが文字を安定させるために発音しないㅇを使います。

2つ目の다はtとaの音がくっついて「タ」

3つ目달はtaのしたにLの音のパッチム(少しだけ発音する、途中まで発音する感覚)がついて「タl」

最後の文字には2つのパッチムが使用されていますが、読み方は同じ「タl」です。

パッチムが2つの場合でも単体で読むときと、そのあとに文字が来る場合で音が変わります。

最後の「鶏」という意味の닭ですが、単体で読むときは左側のパッチムしか読まないのに対し、「鶏が~」と言いたいときには、どちらも発音しますがこのとき닭(タlg)と~이(~が[イ])が連音化し、「タlギ~」となります。

文法


文法は一見簡単そうに見えて難しかったです。

語順は日本語とほぼ同じで「私は学校に行く。」という文英語では「私は行く学校に。」の順ですが韓国語では同じく「私は学校に行く」です。

日本語とは少し違う語順もありますが、基本的にはほぼ同じです。

例안 먹어【アンモゴ】 ~しない+食べる=食べない

못 먹어 【モンモゴ】~できない+食べる=食べれない

一部英語のようになる表現もあります。


また日本語のように「私、学校、行く」と単語だけ並べても意味は通じますし、日本人と同じように韓国人もこのように会話では言う場合が多いです。

また、学校に行く、行きます、行こうかな、行きたくない、行かなくてもいい、などなど。

日本語では動詞の形が変わりますが「行く+ます=行きます」、これと同じことが韓国語でも起こります。

「가다+ㅂ니다=갑니다【カムニダ】行きます」
「가다+를or을까=갈까【カルカ】行こうかな」

를or을は前の文字にパッチムがあるかないかで判断します!

가다(パッチムなし)+를까 갈까【カㇽカ】 行こうかな

먹다(パッチムあり)+을까 먹을까【モグㇽカ】 食べようかな

英語の場合は行くはgoで形が変わることはないですが(sや過去形の場合を除く)、その前にnotとかwillとかを加えると思います。

(英語あんまり出来ないからあってるか分からないけど…)

その形と同じものが中国語なんです!

あとで詳しく書きます。

また先ほども少し書きましたが韓国語の厄介なところは、前に来る文字のパッチムあるなしによって使う文字が変わります。

これらの規則は発音をしやすくするためのルールなので、慣れてくれば身についてきますが、初めのころはやっぱり苦戦する部分だと思います。

例えば

①김치가 맛있어요【キㇺチガ マシッソヨ】キムチがおいしいです。
②닭이 맛있어요【タㇽギ マシッソヨ】鶏がおいしいです。

韓国語の「~が」は~이【イ】と~가【カ】二種類あります。

参考書でも文法を習う際「~이/가 」と書いてあると思いますが、それはパッチムがある場合とない場合で使い分けてねということになります。

①のキムチにはパッチムがないので가を、②の鶏にはパッチムがあるので이を使います。

パッチムがある場合、次の文字が特定の音で始まる場合、発音が連なる現象が起き(連音化)、実際の発音はタㇽイでもタㇰイでもなく【タㇽギ】となります。


敬語

次に韓国語の敬語についてですが、韓国は日本と同様相手を敬う表現がたくさんあり、実際に丁寧語や謙譲語、尊敬語が存在します。

めちゃくちゃ雑な説明になりますが、真ん中に「し」を入れれば大体尊敬語になります…(笑)

と言いたいところですが、きちんと説明すると…

丁寧語にも+입니다と+아/어 요と二種類の表現がありますが、イムニダがもっと丁寧、ヨは一般的な丁寧という感じになります。

謙譲語は単語自体が変わることが多いです。

주다 【チュダ】渡す、あげる→いたします 【トゥリダ】
하다【ハダ】する→して差し上げる 해 드리다【ヘ トゥリダ】
만나다【マンナダ】会う→お目にかかる 뵙다【ブェㇷ゚タ】

また尊敬語の場合は

하시다 【ハシダ】 される
가시다【カシダ】 行かれる
돌아가시다 【トラガシダ】お亡くなりになる

※돌아가다 【トラガダ】帰るという意味

このように主に間に[시シ]が入ります。



ルール

韓国語が難しく感じるほとんどの部分が文中に散在する様々なルールだと思います。

有声音化、連音化、激音化、濃音化、流音化…などなど。

私自身も初めはこのルールを全部守れてなかったし、韓国語で会話できるようになった今もあまりルールを気にしてはいませんが、この発音はこういうルールがあるからこうなってなんだ!とその都度気づくこともしばしば。

言いたいことは、初心者の段階からルールを全部覚える必要はありませんし、それのせいで挫折してしまったら本当にもったいないです!ということ。

特に私は初級から中級を独学で学んだので、ルールが存在することすら知りませんでした。

それでも習得していくうち、話していくうちに自然とできるようになったので、最初から全て覚える必要はなく、なんとなく韓国語は実際の文字と実際の発音が違うことが多いんだなということを知っておいてください。

例えば国民は국민と書きますが、そのまま読めば【クㇰミン】です。

実際に発音してみてわかると思いますが、かなり発音しずらいですよね。

実際の発音は【クンミン】です。

ちなみに辞書で調べる際は実際の文字と発音が違う場合は出てくるので安心してください。

また語学堂でも必ず先生が、文字と発音が違う場合は、発音表記もしてくれます。

※この場合は【국민[궁민]】

中国語

次は中国語についてまとめていきますが、話には聞いていたけど日本人にとっては有利すぎるこの言語…

ちなみにもう一度言っておくと私自身中国語を始めてから日が浅いので具体的な説明などは少し不足してるかもしれませんが、ご了承くださいませ。


発音


中国語は一般的に発音が難しいと言われていることは知っていたので、結構やる気モードで発音から習得しようと思ったのが今から三年以上前のことです。


結果発音で挫折して韓国語を極める道に進んでしまうわけですが。

私の勉強方法がダメだったなと反省点はいくつかあって、基本的に発音を身に着けるときは口の形やどこから声を出すのかとか気にせず、ひとまず聞こえたとおりに発音してみます。

それで音声検索で正しく認識されてたら発音の練習は終わりにしていました。

それは全言語に共通する私なりの発音習得方法だと思っていたんですが、中国語は話が違いました(笑)

日本語にない発音がほとんどな上、上に書いてあるアルファベット(ピンイン)もどうしてもローマ読みしてしまうので、読み方を理解して発音を同時に練習する必要がありました。

発音は諦めて(笑)、空いた時間に中国語の基本フレーズや、動画をひたすら、聞き流していました。


韓国語習得のときに学習したひたすら聞き流す勉強法が中国語にも役に立つと信じ続けて…


そんなこんなで今年の秋に韓国外大のサイバー大学に入り、中国語の講義を受けているんですが、その中に発音の講義がありました。

改めて口の形や下の位置などを意識すると発音がすんなりできました。

というか発音するとき自然に口の中がその状態になってることに気づきました。

やっぱり私にとって発音を身に着けるための最強の方法は何も考えずにひたすら聞くこと!ということを再確認しました。

たくさん話がそれましたが、中国語は発音が難しいというには本当です。

まず日本語にない音があること。

アルファベットをローマ字読み、英語読みではなく中国語のピンインとして読むということ。

例 颜色 yanse いぇんすー(すとその間?)

英語のeと中国語のeの発音は違うという事と理解できていなければ正しい発音はできません。

eに限らず基本的にピンインのアルファベット表記は英語やローマ字の音とは一切違います。

意味ですが「色」という意味で「顔色」ではありません。

このように似ているようで違う単語もあるので日本人はこんがらがることが多いそうです。


日本人が区別するのが難しい-nと-ngの違いですが、韓国語を勉強している方ならわかると思います。

日本語で言うと「案内」の「ん」と「あんこ」の「ん」ですね!

文法

発音をマスターしたらあとはもう簡単です!

韓国語に比べても圧倒的に簡単な中国語の文法ですが、

一番便利なところは、現在形、未来形、過去形はいずれも違う単語をプラスワンするだけで、完成するという点です。

例 我学校 我不去学校 我想去学校

私は学校に行く/私は学校に行かない/私は学校に行きたい

漢字を一つ追加するだけでもともとの行く“”は変わらないです。

敬語

私の好きな部分、中国語には敬語が存在しないという点です。

正式な敬語というのは存在しないが相手を敬う表現や丁寧な表現は存在するとのことですが、それは全く違う単語で表すらしいです。

例えばあなたを表す你【ニー】 もう少し丁寧になると您【ニン】と言います。

日本語や韓国語で敬語に慣れてる人からすると、だれに対しても同じフレーズを使えるというのは、なんか気が楽というか…そんな感じがしますし、なんせ簡単ですよね!

少なくとも私は今後中国で何かする…というわけでもなくただ会話ができるレベルで中国語を学んでいるので、丁寧な表現は必要なさそうです(笑)



文字

日本人にとって有利すぎるこれ…漢字です!

漢字が出来る日本人は中国語の半分以上は既に理解できると言われるほど。

そして韓国語とも似ているものが多いのでダブルで圧倒的有利感を感じています(笑)

例えば

安全、同意、豆腐、内容、全部…

これらはもちろん発音は違いますが意味は日本語と同じです。

感动 时间 运动 

(感動、時間、運動)

少し必要なのが簡体字を覚えることです。

現在台湾では難しい漢字、中国では簡略化された漢字(簡体字)が使われています。

日本語よりも省略された漢字を使っています。

現在専攻授業の中で漢字の読みと書き順の講義をとっていますが、韓国人は漢字そのものに苦戦しているみたいですが、私は漢字を韓国語で読むことに苦戦しています。

例えば각각 각 各や 말씀 설 说 という風に覚えています!

ルール

中国語にも様々なルールが存在するが韓国語に比べたら簡単です(笑)

例えばアルファベットの上にあるイントネーションを表す記号(四声)ですが、表記の通り読まない場合があります。

例えば3声と3声が来たときは一個目は2声になるとか、不はもともと4声で発音するが次に4声が来る場合は不を4声で読むとか。

こういうルールは韓国語と同じように発音しやすく、見た目を安定させるために作られているそうなので、最初の段階で理解できなくても単語に出会う度に慣れることができました。

これから勉強するには…?

韓国語と中国語どちらかを話せるようになりたいけど、どっちを選ぼうか悩んでいる方にアドバイスをすると…

もちろん目的にもよりますが

例えば韓国語や韓国文化、KPOPが大好きで大好きでたまらない方は迷わず韓国語を選んだ方がいいし、反対に中国人と会話したいとか、将来中国で働きたいとかの方は中国語を選ぶのがいいと思うし。

間違えても本当は〇〇語したいけど、将来的に役に立つのは〇〇語だし…という考えで違う言語を始めないでください!

語学勉強は継続が大事なので、やりたくない言語をやっていても続けることが難しいと思います。

やってるうちに楽しくなってきたり興味を持つこともあると思うのでとりあえず2つを同時にやってみるのもおすすめです。


就職に役に立つ言語ですが、これからの時代外国語が話せるというよりもその外国語を使ってなにができる?ということを求められると思います。

私の個人的な感想で言うと、やっぱり中国は日本よりもさらに韓国よりも人口が多いので日本には中国人が圧倒的に多いです。

旅行で来る方も住んでいる方も韓国に比べて多いです。

つまり中国語をはなせる中国人(当たり前)が、韓国語を話せる日本人+日本に住んでいる韓国人よりも多いと思います。


実際私の職場には中国語を話す中国人7人、韓国語を話す日本人2人がいます。

よって日本にはまだまだ中国語を話す割合より、韓国語を話す人が少ないのかなと思います。

何が言いたいかというと、韓国語の勉強は将来の役に立たないなんてことは決してないということです!

どちらの言語を習得したとしても今よりも視野が広まることは確かです!


まとめ

ここまで韓国語と中国語の特徴について書いてきました。

どちらも勉強した経験がある身としては圧倒的に中国語が簡単だと思います。

(こんなこと書いてあとあと難しくなってきたらどうしよう…笑)

ハングルは一見見ただけでは意味が分からなくても、漢字の場合は1文字で意味を持っているのでそれが並んでるとなんとなく意味が理解できますよね!

ここが勉強する上でストレスフリーな部分かもしれません。

この調子で最終目標であるHSK(中国能力試験)の高級取得を目指し、

英語の勉強に移りたいと思います!

最近自分ってタダの言語オタクかなって思います…


ではみなさんも言語学習頑張ってください。

読んでいただきありがとうございました!


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